正面攻めルート
正面突破！武者の道は険しきもの。松江城を堂々と正面ゲートから攻め入るあなたは、果たして無事に中へたどり着けるのか？防衛設備の数々を敵視点でじっくり味わいながら、城を攻め落とす戦略を考えてみましょう！
城攻め スタート！！
(1) 大手木戸門跡
(2) 外曲輪（そとぐるわ）・馬溜
松江城の正面ルートを進むと、最初に現れるのが「馬溜（うまだまり）」です。かつては馬を集めておく場所でしたが、実はここも守りの要です。
上を見上げると、13メートルの石垣に無数の穴があり、そこから弓矢や火縄銃で攻撃される仕組みです。さらに、石垣の真下に逃げ込んでも油断は禁物。「石落とし」の穴から、岩や…ちょっと嫌なもの（糞尿）が降ってくることもありました。
ここを無事に突破できるか？挑戦はこれからです！
(3) 大手門跡
ここにかつて立っていたのが「大手門」。残念ながら今は跡地だけですが、かつての姿は圧巻でした。門の幅は約14.5メートル、奥行きは約5.5メートルもあったとのこと。2階建てで、屋根には鯱（しゃちほこ）が飾られていたと言われています。
この門を通り抜けるのは一筋縄ではいきません。2階からは上からの攻撃を受け、門の広さゆえに遮るものもないため、まさに絶対防衛の要。ここを突破するには、相当の覚悟が必要だったことでしょう。
(4) 階段前広場
大手門を抜けると、次に現れるのが「本坂」。ここは長い階段で、見た目以上に手強い難所です。階段の横には、馬溜と同じように高い石垣がそびえ、上には無数の穴が…。そう、この穴からは、弓矢や火縄銃の弾が容赦なく飛んできたのです。
しかも、石垣の真下に逃げ込んでも安心できません。やはり頭上にはあの石落としの穴が・・・。
(5) 三之門跡
本坂を登り切ると、次に現れるのが「三之門跡」。ここは左右に分かれた分岐点になっています。左に進めば、いよいよ正面から松江城の核心へ。ですが、右に進むと城の裏手へと回り込みます。
どちらの道を選ぶかはあなた次第。でも覚悟しておいてください。裏手にも厳しい難関が待ち構えています…気になる方は、ぜひ裏ルートのページもご覧ください！
(6) 二之門跡
三之門跡を抜けると、目の前には二之門跡と一之門へ向かう階段が。今まで見てきた階段は現代に整備されていますが、当時の階段は一段一段の高さも奥行きもまばらで、大変上りにくかったはずです。
城の裏手には当時のままの階段が残っていますので、後で歩いてみてください。
(7) 一之門（料金所）
いよいよ「一之門」に到達です！ここを抜ければ、松江城の本丸、つまり城主が守る天守が目の前に広がります。この門は昭和35年に復元されましたが、その威厳と守りの堅さは当時のまま。
なお、天守に入るには、こちらにある料金所で攻略費用（入場料）が必要です！
(8) 天守
